知ってる様で知らないピアノの秘密&雑学 第3弾!

こんにちは、miaruです。

ご好評の『ピアノの秘密&雑学』の第3弾です!

これ迄の2回も「へえ〜、そうなんだぁ」と目から鱗の新しい発見をして頂けたので今回も皆さんに楽しんで頂ける様な面白いピアノの秘密に迫りますね。

ピアノの事をより深く知って頂く事でもっともっとあなたがピアノを身近に感じてくれると嬉しいです。

オモチャのピアノと絵に描いたト音記号
目次

ピアノの椅子ってどんな種類があるの?

一口に「ピアノ椅子」と言ってもその種類は一つではありません。

今はほとんど見かけませんが昔、学校の音楽室にあった様な古い物は『丸椅子』。丸い座面部分をくるくる回すと椅子の高さが自由に変わる形の物でなぜか装飾として丸い部分の下の方にぐるりとフリンジがついています。椅子の高さを変える時に座る丸い部分をくるくる回すとそのフリンジも横に広がって風車の様に一緒にくるくると回り何となく笑ってしまいます。

「丸椅子」

只、この椅子の悪い所は中央に設置された棒1本だけで支えられている為、いざピアノを弾く時に座ると身体のバランスが取りにくいのが難点なのと椅子を高くしたり低くしたりする際にずっと同じ方向にくるくる回していると急に座面がスポッと取れてしまいかなり危ないです。なのでいつの間にか姿を消したのでは・・。

皆さんが一番学校などで見た事のあるのは『高低椅子』です。こちらの椅子は背もたれが付いているので安心なのと椅子の背面にある調節部分にはストッパーも付いていて安全ですし指で上下にカタカタ動かせば数段階に分けて高さが調節出来る物です。子供達が誤って落ちてしまう危険性が少ないので学校等では1番使われている物です。

「高低椅子」

この『高低椅子』が少し発展して現在、普及率が一番高いのが『新高低椅子』です。こちらの椅子は背もたれが無く椅子の横幅が長くなりました。猫足の物などもありとてもオシャレな感じになりました。背もたれのある椅子に比べて持ち運びが簡単です。座面の横にある丸い部分を手前や後側に回す事で椅子の高さを調整出来ます。

「新高低椅子」

コンサート等でよく使用されるのがこちらの『高低コンサート用椅子』です。ネジによる高さの微調整が可能でクッションに高級素材を使っているので座り心地がとても良くピアノ椅子の中でも一番高級な物です。

「高低コンサート用椅子」

こちらは2人でピアノを弾く為の『連弾椅子』です。「新高低椅子」よりも2人が座れる様に横幅が広くこちらも古くから使われてきた物です。座面が箱形になっていてその部分を開けると楽譜や小物などが収納出来る優れものです。

「連弾椅子」

こちらの収納力にも優れた『連弾椅子』ですが1番の難点は高さ調節が出来ない点です。

『連弾椅子』の難点である高さ調節が出来ない点を改良したのが『連弾高低椅子』別名『親子連弾椅子』です。この椅子は高音域と低音域の2人の連弾パートに座るそれぞれの身長に合わせて両方の高さの調整が出来ます。連弾だけで無く先生が横に座ってレッスンをする時や子供たちの練習時にご家族の方が一緒に座って側で練習を見てあげる事も出来ます。

「連弾高低椅子」

以上、ピアノ椅子の種類についてお話しました。

ピアノの椅子は飾っておく物では無く実際にピアノを弾く時に弾く人の身体を支えたりペダルを踏んだりする際にもとても重要な役割があります。ご自分に合ったものをしっかりと吟味して選んで下さいね。

ピアニストの服装

ピアニストがコンサートのステージで演奏しているのを想像した時に皆さんが思い浮かぶのはやはり男性なら「タキシード」女性であれば「ドレス」だと思いますが実はピアニストの服装には正装でないといけない決まりは一切ありません。

海をバックにしたピアノコンサート

私が以前行ったジョージウィンストンのコンサートでは彼が終始柔らかくて着心地の良さそうなラフなチェックのシャツとデニムで演奏していましたしマルタ・アルゲリッチはよく黒のTシャツにスカートやワンピース姿で演奏しているのを目にします。ラフな格好をしていても奏でるピアノの調べは優雅で華やか。要はやはりその人の持つ雰囲気やその時に演奏する曲との調和だと思います。

街角でピアノを弾くラフな服装の男性
コンサートでの2人の自由な服装
スーツで演奏する男性の手元

ピアノに限らずアーティストは皆コンサートの内容曲のイメージその時々の雰囲気に合わせて衣装や演出を考えます。【ロックのアーティストは革のパンツやギンギンのアクセサリー、そして演出もスモークや派手な照明】【ファンタジーなコンサートであればかなり凝った舞台演出から衣装もそのコンセプトに合わせたもの】【邦楽のコンサートであれば着物や袴に樹木や生花を生けた静かなステージ演出】等です。

そう考えればタキシードやドレスといった正装でのコンサートがクラシックに多いのはクラシック音楽がヨーロッパで生まれ当時は王族や上流階級の人々の中で親しまれて来た事が現在に於いても『クラシック=正装』のイメージに合っているのかも知れませんね。

蝶ネクタイとタキシード
ドレスでピアノを弾く女性の後ろ姿

お肌と同じ様にケアすればピアノもご機嫌

私達女性は勿論、最近では男の子達も綺麗なお肌を保つ為のスキンケアに余念がありませんね。

美しいお肌を保つ為には大切な日々のお手入れや生活環境のケアがとても大切ですが実はピアノも同じです!

「湿度」「乾燥」はピアノにとって最も大敵!!

お手入れ4種の画像
お手入れセット

ピアノと言うのはヨーロッパ製の物であればヨーロッパの気候に、日本製のものであれば日本の気候に最適な仕様になっています。輸出されるピアノも輸出先の国の気候に合わせて作られます。

日本では気温20度前後、そして湿度60%辺りを最適な環境値として設定されていると言われています。これに近い状態で普通に使用するにはほぼ問題無いとされていますがそれでも「これはダメでしょう!!」と言ったピアノにとっては悪い状況と言うのはあります。

  • 【密室状態】・・・窓の開閉が無くピアノの屋根部分を開けないのは一番良く無い事です。湿度が高い状態にずっと置いておくと先ず鍵盤の動きが悪くなります。カビの発生埃が付きやすく拭き取り大変になります。
デジタル温度、湿度計
  • 【乾燥状態】・・湿気がダメだからと除湿器をかけ過ぎるのも問題です。乾燥状態が酷い状態が続けばピアノの命でもある響板が割れてしまいます。響板が割れてしまうともはやピアノとしての役割は果たせなくなってしまいます。
乾燥で割れた地面
  • 【温度差】・・現在ではどのご家庭でもほとんど冷暖房完備のエアコンによって1年中、暑さや寒さをお部屋の中ではほぼ一定の状態に保って快適に過ごす事が出来ます。でも極端な温度差がピアノにとっては大きなダメージに繋がってしまうのです。例えば暑い夏の日、私達が生活している時間帯はクーラーによって涼しい状態が続きますが夜には寝室では無いピアノがある部屋は蒸し風呂の様な状態になってしまいます。水蒸気を含んだ温かい空気がピアノ内部の金属や弦を錆びさせてしまうのです。反対に冬の寒さも環境的には夏と同じ様に部屋の温度差からピアノにとってかなり過酷な状況になります。
夏と冬の温度計比較のイラスト
温度、湿度計

こうして見て行くとピアノにとっての受難も沢山ありますね?ヨーロッパのピアノは日本のものよりずっと弦も錆びにくいし埃も付きにくいと言われています。これはヨーロッパが日本に比べて乾燥した気候によるものです。羨ましい事ですがここ日本でも少しでもお天気の良いの日には風通しをしてあげたり出来るだけ温度差を少なくする等の工夫をしてあげられれればピアノにとって嬉しい環境作りは十分可能です。

まとめ

いかがでしたか?

今回もみんなが知ってる様で知らない「ピアノの秘密」にちょっぴり迫ってみました。

まだまだ奥が深い「ピアノ」の雑学をまた次の機会に皆さんにお伝え出来るといいなと思っています。

第1弾&第2弾もぜひ覗いてみて下さいね。

また次の回でお会いしましょう♡

miaru ピアノLABO

miaruのアバター miaru ピアノ&エレクトーン講師

「音楽」は人の心を幸せにしてくれます。勇気をくれます。
悲しい気持ちを優しくそっと癒してくれます。

もっと身近に「音楽」を楽しんで欲しい。
「ピアノ」が弾けた時の喜びをもっと沢山の皆さんにも知って欲しい。
みんなをもっともっとキラキラ笑顔にしたい。

そんな想いを込めて『ピアノ初心者さん』や『ピアノ経験者さん』それぞれに向けて"なかなか人には聞けない音楽の疑問"や”楽しい音楽情報”をこれから発信して行きたいと思っています。

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