楽器を揃えて自分に合ったテキストと一緒に始めたピアノ。
気が付けば「片手なら何とか弾ける」⇨「ちょっとだけ両手が弾けた!」本当に嬉しいですよね。
このキラキラした喜びをあなたにも感じて欲しかったんです。
音楽ってもちろん「聴く」のもいいですが「自分が奏でる」のはやっぱり格別ですよね。
笑顔がますます増えて行きますね。
今回はそんな『ピアノが少しずつ弾ける様になった』あなたに向けたお話です。
ピアノを弾く事にちょっと余裕が出て来た・・そんなあなたの参考になれば嬉しいです。
ピアノソロ &Duo & 弾き語りの楽譜って何か違うの?
同じピアノの楽譜でもこの3つは結構違います。
『ピアノソロ曲』・・これは1人でピアノを弾いて曲が完成する曲の事です。
『Duo』 ・・これは『連弾』とも呼ばれていて2人で違うパートを受け持って1つの曲が完成する曲の事を言います。例えばまだ片手だけしか弾けない生徒さんと先生が「メロディーパート」と「伴奏パート」を分けて弾いたり、もう少しレベルが上がれば1人1人が両手で4手連弾(2人なので手が4つ)等があり1曲を違うパートそれぞれ2人の演奏を合体させて弾くのでソロ曲よりかなり迫力が出ます。
『弾き歌い』・・これはシンガーソングライターの方などがよく演奏している形態ですがメロディーパートを自分が歌い伴奏パートをピアノで弾く曲の事を言います。伴奏はコードで書かれている事が多く楽譜の表記が音符で無い為、伴奏の形も自由です。
ピアノが少しずつ上手になってきたら色んな楽しみ方が出来ますね。
色んな曲にチャレンジして下さい!きっとあなたのお気に入りが見つかるはずです。
【コード】って何?
上の「弾き歌い」の記事にも出てきた【コード】ですが正式には【コードネーム】と言って「和音の名前」の事です。
今回は3つの【コード】を使ってご説明しますね。
楽譜には『調性』と言うものがあってト音記号やヘ音記号(ここを読んでいるあなたはこの2つ知ってますよね?)の隣にシャープ(♯)やフラット(♭)が何も付いていないものや1個⇨2個⇨最終的には7個付いているものまで実に沢山あります。 以下に少しだけ例として書き出してみますね。







このそれぞれの調に対してその曲の基本となる大切な和音(主要三和音)があるのですが今回は一番簡単なシャープやフラットの付いていない【ハ長調】を例にあげてみますので実際の音を見て、聴いてみて下さいね。

何と無く聴いた事がある様な和音でしょう?
そう!これって『起立〜気を付け〜礼〜』の時に聞いた事のある音です。
これが音楽の【主要三和音】です(最初の音と最後の音は同じ音)。
【コードネーム】で言えば

この様になり順番に「シー」「エフ」「ジーセブン」「シー」と読みます。
今日はハ長調に使われる3つの和音(コード)を例に取ってみましたがこんな感じでピアノやギターなどの伴奏パートのある楽器には沢山の【コード】があってそれを覚えていくと音符が無くてもメロディーとコードだけで曲が完成します。
とっても便利な【コード】。また次の機会にもっと詳しくお話しますね。
弾きたい曲の楽譜って1曲単位で買えるの?
ピアノが少しずつ弾ける様になると自分の好きな曲や今流行りの曲、昔から憧れだった曲!
弾いてみたい曲は数知れずですよね?
でも楽器店に楽譜を見に行っても1冊の大きな楽譜に沢山の曲が入っていて「こんなに何曲もいらないのになあ・・」って事ありませんか?
そんな時とっても便利なのがYAMAHA「ぷりんと楽譜」です。
ネットで欲しい楽譜を検索すると「ピアノ譜」や「ギター譜」「合唱譜」「弾き歌い」など様々なジャンルに分かれていて更に嬉しいのが「初級」「中級」「上級」など同じ曲でもレベルに合わせた楽譜が1曲単位で購入出来るんです。
お値段も大体1曲250円とか長い曲でも350円とかそんな感じです。購入前にデモ演奏が聴けたりちょっと見づらいですがその楽譜の1ページだけのサンプルも見る事が出来るのでとっても親切!

ぜひ大好きな1曲を見つけて下さいね。
中古ピアノを買う時は・・・
ピアノがだんだん上手になってきたらこれまで弾いていた「電子ピアノ」や「キーボード」では物足りなくなってきちゃった・・と言うのも良くある事です。
ピアノは決して安いものでは無いので最初はお試しで「キーボード」でも全く私は問題ないと思っています。
只、ご自身が色んな奏法を覚え音の違いが分かってきた時に「やっぱり生のピアノで弾いてみたい」と感じるのはごく自然な事だと思います。だってピアノはアコースティックな楽器で電子音では決して出すことのできない繊細な音が出ますから。
- アコースティックと言うのは電気的な機器、装置を使わない楽器本来の響きを持つ楽器の事。
「新品はとても手が出せないけれど中古なら・・」と思う方も少なくないのでここでは中古ピアノの購入を検討中の方に少しだけアドバイスをさせて頂きますね。


私は生徒達に常に最高の状態でピアノを弾かせてあげたいと思っているので特にピアノの音に関してはこだわりが強く妥協は決して出来ないのでピアノを購入する際はこれまでも必ず楽器店を通じて工場や倉庫に出向き、同じ値段の同じ機種7〜8台の中から実際に演奏してみてその中から最高に良い音を出すピアノを選ばせて頂いてきました。中古でもそこまで出来ると本当はとても安心です。
もし中古をご検討なら沢山の中からとっておきの1台を見つけて下さいね。こちらのショップはかなりの品揃えなので参考になさるにはとっても良いと思います。
ピアノは常に呼吸をしているのでピアノにとって好環境に置いてあげることも良い音、良い演奏の為に心掛けたい点でもあります。ピアノを大切に扱ってあげるとピアノもそれに応えて素晴らしい音を出してくれるんですよ。
まとめ
今回は少しずつ上手になって来たあなたに向けてちょっとだけ踏み込んだお話をさせて頂きました。
演奏形態の違いやコード、楽譜購入、中古ピアノの購入時の注意点など音に少しずつ拘りが出てきたあなたはもう随分ピアノを楽しめているのではないですか?
これからもっともっと楽しい世界が広がりますよ。
また次の回では違った側面からピアノに関する色んな情報をお届けできたら良いなと思います。



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