「ピアノ男子の為のレッスン」今日は第3回目です。
Vol.1では【Love me tender】 Vol.2では【Moon River】のレッスンでしたが今回は「大人の夜空間」に良く似合うスローバラード【素直になれなくて】をご紹介します。
前の2曲は【ハ長調】(調号が何も付かない一番簡単な調)でしたが今回は「ファの音に♯ シャープ」が付いた【ト長調】の曲。『ファ』の音には指定がない限り「♯」をつけて演奏して下さいね。
「♯シャープ? 何それ!?」と言う方の為に・・・
シャープ『♯』&フラット『♭』って何!?

「♯」はその音よりも半音上げて弾く・・つまり「ファ」は上記の「黄緑の音」、「ファの♯」はファの音から半音上の「③」の音です。
ついでに言うと「♭ フラット」はその逆のその音よりも半音下げて弾く、上記の鍵盤の例えばピンクの「シ」に「♭」が付いていたら「⑤」の部分を弾くと言う事です。
今回の曲の中の最後の最後で曲調が変わり(転調)これによってラストにカッコ良さが際立っていますが弾く方としてはちょっとそこで頭を切り替える必要があります。
楽譜に沿って説明します。
先ずは右手のメロディーだけの練習です。

この楽譜の中には「ファ」の音が何箇所も出てきます。
この曲は「ト長調・・ファの音に♯が付く調」なので楽譜のト音記号とヘ音記号の横の「ファ」の位置に「♯」が付いています。これはこの段のある「ファ」を全て「♯」にして下さい。と言う決まりです。
なのでこのメロディーを弾く時には「ファ」は全て「ファ♯」→さっきの鍵盤の「黄緑のファ」でなく「③のファ♯」を弾いて下さい。
今回は先程少しお話した様に最後の5小節だけが調が変わってずっと「ト長調・・ファに♯が付く調」だったものから「変ロ長調・・シとミの2音に♭が付く調」に変わります。こちらもファの♯の時と同様「シ」と「ミ」の音は「♭」で弾きます。(さっきの鍵盤ではシ♭は⑤、ミ♭は②)調が変わったらさっきの「ファ♯」も普通の「ファ」に戻ります。
ちょっと面倒ですね。なので調が変わる時には「頭の切り替え」が必要です。
【素直になれなくて】伴奏付き楽譜と音声
今回は中級レベルの3回目のレッスンとあってまた少し難易度が上がりますが難しければ伴奏に合わせて「右手のメロディーだけ」弾くだけでもメロウなグッと大人な雰囲気に浸って頂けると思います。


後半、盛り上がる箇所の音を多くしたアレンジにしたので見やすい様に後半部分の楽譜は少し大きめにしてみました。


こんな「大人時間」にピアノ男子の奏でるムーディーなスローバラードは最高です!
女子はこんなムードのある雰囲気にすっごく弱いので「こんなの弾けるわけないじゃん!」と思わずに是非チャレンジしてみて下さいね。
まとめ
今回は「ピアノ男子」の為の第3回目のレッスンでしたがこの回では曲の途中で調が変わる「転調」のある曲に挑戦しました。
2回目までは「♯」も「♭」も付かない曲でしたが今回の様に調号が加わると一気に難しくなった気がしますがそんな事はありません。
ただ、同じ音に付く「♯」や「♭」を忘れずに弾くだけの違いです。
「そう言われてもなあ・・・」と思う方はいつでも「ピアノ男子の為のvol.1」や「vol.2」のレッスン、もっと簡単なレッスンからの復習の際は「初心者さんの為の〜」の回をご覧になってみて下さい。





では次回も「女子のハートにキュンとくる」素敵なナンバーをご紹介しますのでお楽しみに。



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