こんにちは、miaruです。
今回の曲はビートを感じて元気いっぱいに弾ける【Dancing Queen】
大人のピアノをもっと楽しむ為に少しずつビート感のある曲にもチャレンジして頂きたいので今日は1970年代に一世を風靡したスウェーデンの大人気コーラスグループABBAのリズム感のある1曲です。
初心者さんの為の弾きやすい簡単バージョンから少し難しいブロック奏バージョン迄レベルに応じて2通りのメロディーアレンジをご紹介したいと思います。
とても親しみやすいこの曲で新しいジャンルにも楽しんで挑戦してみて下さいね。
【Dancing Queen】を聴いてみましょう

「あ〜、この曲ね!」とどこかで弾いた事のあるメロディーですね。
次は左手と右手にパートを分けて少しずつ練習してみましょう。


右手の簡単なメロディー部分だけ弾いてみましょう。

① このメロディー部分を弾く時に先ず気を付ける事は♯(シャープ)を使わなければいけない事です。♯に関してはこれ迄も何度かレッスンの中に出て来ましたが今回の曲ではファの音、ドの音、ソの音が出てきた時にはそれぞれ♯の音を使います。


こちらの鍵盤で言うとファの♯は ③ を、ドの♯は ① を、ソの♯は ④ を弾きます。
② 次にリズムですが16分音符、8分音符、そして付点8分音符やタイが付いた複雑なリズムに見えますが

このリズムは「ターアーータタンタ タータアーーー」の特徴的なリズムになっています。音声では
こんな感じです。
最初はちょっと難しいかも知れませんが慣れるときっと弾ける様になります。
③ 曲の冒頭に出てくるグリッサンドはこの楽譜で言うと鍵盤の高いミから右手の爪の先を使って下のドの音まで軽くスライドさせる奏法です。皆さんは先ず右手の1の指(親指)の爪でやってみて下さい。指を立てて弾くと爪を痛めてしまう可能性もあるので出来るだけ指を寝かせて鍵盤に沿う様に滑らせるのが上手に弾けるコツです
④ 最後に3連符です。3連符は以前のレッスンにも出てきましたので以下の2つの記事を参考にしてみて下さいね。


以上① ② ③ ④ に出てきた♯の位置、特徴的なリズム、グリッサンド、3連符さえ気を付ければこのメロディーは弾ける様になります。楽しみながら順を追って練習してみて下さいね。


カッコいいブロック奏でも練習してみましょう

こちらは先程のメロディー部分を和音による華やかな音にアレンジしたメロディーです。
単音のメロディーに比べるとかなり右手だけでもハーモニーを感じる事が出来るのでより楽しい雰囲気になります。
さっきの単音によるメロディーが簡単過ぎるかな・・と思ったら是非こちらを弾いてみて下さい。
この楽譜で気を付けて頂きたいのはミのシャープです。♯と言うのは黒鍵を弾くと思われがちですが♯とは「その音を半音上げる」と言う意味なのでミの音の様に半音上に黒鍵がない場合はお隣のファがミのシャープと言う事になります。上記の鍵盤で確認してみて下さい。ミのシャープはファ、同じ様にシのシャープはドになるのです。
左手も練習してみましょう

今回のこの曲では左手は全てオクターブによる同じ音形の伴奏になっています。左手の5の指(小指)と1の指 (親指)を交互に正確に動かしてリズムを刻んでみましょう。
右手の時同様、11小節目の「ミのシャープ」はファの音を弾いて下さいね。

まとめ
今回のリズムを楽しみながら弾く事が出来る元気な【Dancing Queen 】のレッスン如何だったでしょうか。
明るい楽曲は気持ちまで明るくしてくれます。
少しずつ新しい奏法なども出てきますが一つ一つ丁寧に練習すればあなたのテクニックも少しずつ確実に上がって来ます。
これからも新しいジャンルの素敵な曲を沢山ご紹介して行くのでどんどん上手になって下さいね。

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