こんにちは、miaruです。
今回は大人ピアノ初心者さんの為のレッスン記事の復習編です。
少しずつ音符の意味やリズムが分かって来た所でまた少しだけ前に戻って復習する事で理解がより深まる事があります。
「あ〜!そう言う事ね!!」って新しい発見があると楽しいですよ。
一つ一つ丁寧にゆっくりおさらいしてみましょう。
vol.6 【ラバース・コンチェルト】&【さらばジャマイカ】
【ラバース・コンチェルト】
右手のリズム練習
この曲の中で何度も出てくる「ターアー(1・2) タタタタ ターーータン」のリズムパターンを思い出してみましょう。

長い音符は焦ると短くなってしまうので2分音符は2拍(1、2)、付点2分音符は3拍(1、2、3)としっかり伸ばして下さいね。
この曲のリズムの特徴が分かれば曲の雰囲気を上手に掴むことが出来ます。
右手の指使いテクニック
次に大切な事は指使いに気をつける事です。
指を少しだけ広げて次の音を掴む・・・「指広げ」
①の指(親指)の上から指をくるんと回す・・・「指くぐり」
左手のリズムパターン
左手は殆どがこちらの付点のリズムです。

「ターン タ ターアー」の「ターン」の部分が長くなったり短くなったりしない様に何度も弾いてリズムを覚えましょう。
この付点のリズムは8ビート(エイトビート)と言って基本のリズムなので他の曲にも沢山出てきます。しっかりリズムを身体に刻んでおいて下さいね。
【さらばジャマイカ】
右手のメロディー
ここでぜひ復習して頂きたいのが反復記号です。

「1カッコ」と「2カッコ」は反復記号の一種でこの曲の場合は曲の最初から弾いて「1カッコ」を通ってリピート(繰り返し)記号のある16小節目迄弾いたら逆向きの反復記号のある9小節目にまた戻ります。またそのまま14小節目迄弾いたら今度はさっきの「1カッコ」を飛ばして「2カッコ」の17小節目にジャンプしてそのまま最後まで弾きます。同じ部分を何度も楽譜に書かない為の記号です。
左手の伴奏
左手の伴奏はとても特徴的です。
打楽器の様な響きを想像して楽しくリズムを刻んで下さいね。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。



vol.7 【スーパーカリフラジリスティック〜】&【ビビディバビディブー】
こちらの回は「魔法の呪文」を歌った曲でウキウキする様な楽しい2曲でしたね。
【スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス】
右手のメロディー
最初の4小節だけ取り出してみます。

最初の音は③の指ではなく①の指から始めて→次の「ソ」は②の指を使って下さい。なぜならそのすぐ後に少し高い「ラ」の音があるのでそのままの滑らかな指使いで「ラ」を簡単に弾く為です。続いて弾いて行くと5小節目の「ソ」の音が②の指になっているとその後も弾きやすいですよ。
左手の伴奏
こちらも最初の4小節だけ取り出してみます。

こちらの左手の伴奏は音が結構あちこち飛ぶので少し難しいですね。元気な雰囲気を出す為にスタッカートで音を短く切って弾くことがこの伴奏には何より大切です。出来る方は手首を柔らかくして⑤の指で低い音を、2つの和音を③①や②①の指を使って弾いてみて下さい。
【ビビディバビディブー】
右手のメロディー

この曲の中ではいくつかの初めて見る記号も登場しました。
① この曲の1番の特徴でもある『3連符』は1拍の中に3つの音を入れる奏法で「タタタ タッタ タタタ タッタ タタタタタタ ターアー」とノリの良いリズムでメロディーが展開します。
② 装飾音符と言って軽く次の音を飾る様に弾く記号も練習しました。
③ ♯(シャープ)・♭(フラット)に加えてもう一つの記号ナチュラルが初めて出て来ます。
左手の伴奏

こちらの曲の伴奏は比較的簡単で弾きやすいアレンジにしています。
右手もメロディーに上記の ① ② ③と色々注意しなければならない新しい記号がいっぱいなので伴奏は簡単にしてメロディーを頑張ってみて下さいね。
詳しい記事はこちらです。


vol.8 【翼をください】&【歌の翼】
【つばさ】を題材にした素敵な2曲です。
【翼をください】
右手のメロディー
少し注意が必要なのがこの曲は「変ロ長調」と言って最初から楽譜の最初に「シ」「ミ」の部分にフラットの記号が付いている点です。この様にト音記号やヘ音記号の隣に最初からシャープやフラットの記号が付いている時は楽譜の中のその音に臨時記号として音符の横にシャープやフラットが書いていなくても楽譜の中のその音全てにフラットやシャープを付けて下さい。この曲の場合は「シとミ」はナチュラルの記号が音符の横についていない限りずっとフラットの音で弾きます。

1カッコと2カッコも出て来ますがこちらも本編でご確認頂ければ・・と思います。
左手の伴奏はこちらの曲に関してはまだ少し難しいのでメロディーだけを弾いて頂いて伴奏は音声に合わせてアンサンブルで楽しんで頂く事をお勧めしていますがもちろん「私は弾けるわ!」と思われたあなたは伴奏の楽譜や弾き方のコツもこちらで解説していますので是非伴奏にもチャレンジしてみて下さいね。。

【歌の翼】
こちらの曲では流れる様な伴奏に合わせてメロディーラインを聴き分けて頂いたり無理のない方にはメロディー部分だけを取り出して練習して頂く回にしています。
♭(フラット)が「シ ミ ラ レ」の4つに付く「変イ長調」の曲なので黒鍵を弾く事が多く結構難しいと思いますがメロディーだけだったら挑戦して頂いても大丈夫かと思います。ゆっくり少しずつ練習して頂けると伴奏に合わせた時に急にこれまで見ていた音の世界がまた大きく広がると思います。
・自分で右手のメロディーだけ弾く。
・伴奏も少しだけ練習してみる。
・メロディー&伴奏の音声に合わせて歌ってみる。
こんな風にご自分の上達度に合わせて色んなやり方でもっともっとピアノを楽しんで下さいね。

vol.9 【 Dancing Queen 】
皆さん大好きなダンスナンバーの1曲です。
カッコよくキレの良い演奏を目指してレッスンを進めました。
右手のメロディー
上記の曲でも出て来ましたが今回は ① ト音記号のお隣に今度は♯(シャープ)が「ファ」「ド」「ソ」の3つの音の線に最初から付いているこの曲は「イ長調」の曲になります。この3つの音にシャープを付け忘れない様に気をつけて弾いて下さいね。

それからメロディーの最初の音に付いている「えっ、何これ!?」 ②「グリッサンド」
グリッサンドはこの楽譜で言うと鍵盤の高いミから右手の爪の先を使って下のドの音まで軽くスライドさせる奏法です。皆さんは先ず右手の1の指(親指)の爪でやってみて下さい。指を立てて弾くと爪を痛めてしまう可能性もあるので出来るだけ指を寝かせて鍵盤に沿う様に滑らせるのが上手に弾けるコツです
次に気を付けて頂きたい部分として ③リズムですが今回は曲のノリでなんとなく弾けてしまうかも知れませんのであまり難しく考えずにサラッと弾いてみて下さいね。

④ この曲にも3連符が出て来ます。
この曲は以上 ①♯の位置、②グリッサンド、③特徴のあるリズム、④3連符さえ気を付ければこのメロディーは弾ける様になります。ぜひ楽しみながら順を追って練習してみて下さいね。
左手の伴奏

今回のこの曲では左手は全てオクターブによる同じ音形の伴奏になっています。左手の5の指(小指)と1の指 (親指)を交互に正確に動かしてリズムを刻んでみましょう。きっと華やかでパワーのある雰囲気になりますよ!
詳しい内容や音声等はこちらをご参考に。


まとめ
今回は「大人ピアノ初心者さん」の為のレッスンvol.6〜vol.9のポイントをまとめてみました。
初心者さんと言っても既にもう皆さんのテクニックは随分上がって来ている筈です。
でも理解度や上達は人それぞれ・・全く気にせずご自分のペースで少しずつでも上手になって頂けると嬉しいです。
それぞれの回にもっと詳しい内容を記載していますので分からない所があったら是非もう1度その回に戻って復習してみて下さいね。
記事だけではどうしても疑問が解決しない時やご質問等はいつでも「コメント」から遠慮無くご相談下さい。
勉強でもピアノでも一つでも疑問が出て来るとそれがきちんと解決出来る迄なかなか先に進めなくなってしまいます。
また次の回でお会いしましょう。

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